コンセプトアートのためのBlender 3D + 私の簡単メソッド

Blenderはコンセプトアートの制作現場でますます使われるようになってきています。それも納得の理由があります。使いやすく、完全無料で、あらゆるファイル形式のインポートに対応しているからです。私自身も、この分野でしばらく前からBlenderを活用しています。
コンセプトアートとは?
コンセプトアートとは、映画、ゲーム、コミック、小説などのクリエイティブプロジェクトにおいて、アイデアやコンセプトを視覚化するためにアーティストが制作するイラスト(または一連のイラスト群)のことです。多くの場合、本格的な制作作業に入る前のプリプロダクション段階で描かれ、今後のプロジェクトの外観、雰囲気、トーンを明確にする役割を果たします。
素早く作成できること、そして必要に応じて同じように素早く修正できることが求められます。

大半のコンセプトアートはデジタルペインティングで描かれますが、より正確かつスピーディーに作業を進めるために、3Dやフォトバッシング、ペイントオーバーなどの手法が頻繁に用いられます。
なぜコンセプトアートにBlenderを使うのか?
3Dはコンセプトアーティストにとって非常に強力なツールになります。実際に下準備の段階でBlenderを導入しているコンセプトアーティストは数多くいます。コンセプトアートに3Dを取り入れる主なメリットは以下の通りです:
- 構図の試行錯誤が容易:3Dを使えば簡易的なモックアップを素早く作成し、さまざまなカメラアングルや構図を試すことができます。被写体を最も引き立てるアングルを見つけ、画面全体の要素のバランスを整えるのに役立ちます。
- 正確なプロポーションでのモデリング:3Dソフトを使用することで、ディテールや正確なプロポーションを保ちながらオブジェクトやキャラクターを精密にモデリングできます。これにより、コンセプトアートにより高い説得力とディテールをもたらすことが可能です。
- ライティングと陰影の把握:3Dソフトでは、光の条件をシミュレートし、オブジェクトやキャラクターにリアルな影を落とすことができます。よりダイナミックなコンセプトアートを作成でき、構図内での光と影の相互作用を直感的に把握できるようになります。
- 大幅な時短効果:チームによって承認された確かなベースモデルがあることで、コンセプトアーティストは細部のブラッシュアップに集中できます。
Blender 3Dを使った私のコンセプトアート制作メソッド
Daz3Dでキャラクター作成と簡易ポージング
Daz3Dを使えば、数クリックでしっかりとしたポージングのシルエットを作ることができます。余計な手間をかけずに進めるために愛用しています。
さらにDaz3Dには、キャラクターを着飾るための無料・有料のアセットが豊富に揃っています。

Blenderでの構図決め
Blenderのカメラ機能や無料の3Dオブジェクトを活用して構図を組み立てます。さまざまなアングルの可能性をここで探っていきます。

Blenderでのシンプルなレイヤーレンダリング
Blenderで空気感や色味の基本情報を設定し、ごくシンプルなレンダリングを行います。

Photoshopでのペイントオーバー
あとはPhotoshop上で、不足しているディテールを描き足していくだけです。
ペイントオーバーとは、既存の画像の上から直接描き込むことで、ディテールを追加したり、修正や変更を加えたりするコンセプトアートの定番テクニックです。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの動画で制作フローの全工程をご覧いただけます。


