BlenderとSketchUpを使ったWebtoonの作り方

今回は、私のウェブトゥーン作品『Super Bernard』の制作の舞台裏をご紹介できることをとても嬉しく思います。デジタルコミックの世界に興味がある方には、まさにぴったりの記事です。SketchUp、Blender、CLIP STUDIO PAINT、Photoshopを活用した創作プロセスの全ステップを詳しく解説していきます。

ご覧いただければ分かるとおり、私は画力や技術の不足をツールで補うことをためらいません。
ストーリーの執筆
私はPagesアプリを使って、詳細なあらすじの形でウェブトゥーンのストーリーを執筆・展開しています。
ここでシナリオのメインプロットを固めます。すべてに説得力と一貫性を持たせなければならない、非常に重要なステップです。
大枠のストーリーが決まったら、次はスマートフォンで各話の執筆に入ります。ここで各エピソードが形作られます。よくカフェでスマホを使って書いています。ここでは直感をより重視し、各話が必ずクリフハンガー(次が気になる引き)で終わるように意識しています。
Photoshopによるネーム(絵コンテ)制作
ビジュアル化はデジタルコミック制作の要です。Photoshopを使って詳細なネームを作成し、各シーンやコマ割り、フキダシ(セリフ)の配置を計画します。統一感があり、読者を引き込むレイアウトにするための極めて重要な工程です。読者の視線誘導が正しく機能し、エピソードが読みやすくなっているかをしっかり確認します。

Photoshopでのキャラクター作画
続いてPhotoshopでの作画に移ります。以前はすべて手作業で線画を描いていましたが、あまりにも時間がかかりすぎていました。
キャラクターの表情は、私のウェブトゥーンの心臓部です。感情を伝えるのはまさに表情だからです。
自分の画力では難しいアングルを描けない場合は、CLIP STUDIO PAINTの3Dデッサン人形などの高機能ツールを使ってリアルなポーズを探求します。この工夫によってキャラクターに命が吹き込まれ、作品に豊かな表現力とリアリティが加わります。
同様に、Bernardのプロポーション(体型)についても、Blenderで作成したガイド用の素体モデルを使用しています。

どうしても良いアングルが見つからない場合は、自分で写真を撮ります。特に「手」を描くときにはよくそうしています。

SketchUpによる背景制作
魅力的なキャラクターと同じくらい、作り込まれた背景も重要です。ここでSketchUpの出番となります。ストーリーに完璧にマッチする3D背景を作成でき、ウェブトゥーンに視覚的な深みを与えてくれます。粗野で泥臭いキャラクターと、極めてクリーンな背景とのコントラストを保つように意識しています。これは『タンタンの冒険』で私が魅了された要素の一つでした。SketchUpの無料モデルデータベース(3D Warehouse)を活用しながら、背景環境を構築しています。

テキスト(写植)
続いて、フキダシとセリフの配置を行います。この段階で、演出をさらにダイナミックにブラッシュアップします。セリフは短く簡潔で、効果的なものになるよう気を配っています。絵だけで表現できる内容であれば、セリフは削るようにしています。
カラーサムネイルの作成
各話ごとに、プロモーション用としてPhotoshopでカラーイラストを1〜2枚制作します。

プラットフォームへの書き出し
すべての要素が揃ったら、作品を書き出してWebtoonで公開します。縦長フォーマットの画像を規定サイズごとに分割し、一連の画像ファイルとして書き出します。

まとめ
以上が、SketchUp、Blender、CLIP STUDIO PAINT、Photoshopを組み合わせて私のウェブトゥーンを生み出すプロセスです。このメイキングを通して、デジタルコミック制作という魅力的な世界に飛び込むインスピレーションをお届けできたなら幸いです。ウェブトゥーン制作は私にとって初めての試みですが、本当に素晴らしい冒険になっています。まだまだ学ぶべきことはたくさんあります。最後までお付き合いいただきありがとうございました。それでは、また次回お会いしましょう!

