Blender VS Unity

数多くのプロジェクト開発で一緒に使われることが多いUnityとBlenderですが、実際にはまったく異なる2つのソフトウェアです。この記事では、UnityとBlenderの共通点と違いについてわかりやすく解説します。
Blenderとは?
記事「Blenderとは?」でも解説した通り、Blenderはオープンソースの3Dモデリングソフトです。
モデリング、スカルプト、テクスチャリング、UV展開、アニメーション、複数のレンダリングエンジンによるレンダリング、さらには動画編集やコンポジット(合成)まで、幅広い機能を統合しています。
現在提供されている3Dモデリングソフトウェアの中でも、屈指の多機能さを誇るツールのひとつです。
Unityとは?
Blenderとは異なり、Unityはクロスプラットフォーム対応のゲームエンジンです。
つまり、ゲームや各種アプリケーション内で使われるジオメトリや物理演算をリアルタイムで処理できるソフトウェアです。
ゲーム業界で最も広く普及しているゲームエンジンのひとつですが、こちらの記事でも紹介している通り、他にもさまざまなエンジンが存在します。
Unityを使えば、Windows、Mac OS X、Linux、iOS、Android、スマートTV、PlayStation、Xbox、Tizen、任天堂の各種ゲーム機、WebGL、Webブラウザ、そしてVRヘッドセットまで、非常に幅広いプラットフォーム向けのアプリケーションを作成できます。

UnityとBlenderの共通点
BlenderとUnityは役割が異なりますが、シンプルなビデオゲームを作成できるといった共通の機能もいくつか持っています。
実際、Unityは本格的なゲームエンジンであり、Blenderにもかつてゲームエンジン機能が組み込まれていました。
また、どちらも無料で使い始めることができます。Blenderは完全なフリーソフトウェア(オープンソース)であり、Unityもエンジン機能に制限のないパーソナルライセンスが用意されています(より高度な機能が使えるプロ向けライセンスの詳細はこちら)。
さらに、どちらもライティング、地形、カメラ、テクスチャを配置したシーンを構築することが可能です。
そして両ツールとも、基本的なプリミティブ形状をはじめとするごく簡単な3Dオブジェクトのモデリングが行えますが、Unityのモデリング機能はあくまでそこまでに留まります。
2つのソフトウェアの違い
前述の通り、Unityは3Dモデリング専用のソフトウェアではありません。
Blenderなどのソフトで作成された3Dオブジェクトを、さまざまな3Dフォーマット(Blender、Maya、Cinema 4D、FBXなど)でインポートして使用する仕様になっています。
また、Unityではゲーム制作のプログラミング言語としてC#を採用しているのに対し、BlenderではPythonが使われています(ゲーム開発目的で使われることは稀です)。
連携して活用する方法
このように、BlenderとUnityはまったく性質の異なるソフトウェアですが、プロジェクトの制作において組み合わせて活用することができます。それどころか、併用することが強く推奨されています!
ゲーム開発では、ゲーム内に登場する3DオブジェクトのモデリングをまずBlenderなどのソフトで行い、それをUnityにインポートしてシーンを構築し、ゲームのプログラミングを行うというワークフローが一般的です。
この記事がお役に立てば幸いです。それでは、Apprendre Blenderでまたお会いしましょう!
エリオット(Eliott)


